- 2014-03-22 (土) 9:52
- 園だより
ろりぽっぷ 906号 2014年3月19日 【年長最終号】
ここのところのあたたかさに誘われて園庭のサクランボやコブシの花が咲き始めました。
さて、卒園式までの日めくりが最後の1枚になり年長組さんともお別れの時がやってきました。
ランチおしまいの日には、「ああこれでろりぽっぷのランチおわりか〜。もっと食べたかったのになあ」という声や小食だった子も最後だからときれいにたいらげる姿もみられました。
先日、年長児たちと話す機会をもうけた時のこと、小学校への不安は何かなというテーマでみんなの声を聞いてみました。「ねむくなったらどうしよう」とか、子どもらしい心配ごとがあげられましたが、1人きりで進学する子が13人。まずは友だち作りが課題です。そこで座席の前後左右の友だちい自分から声をかけてみようとアドバイス。いじめっ子がいやらいやな事はいやとはっきり言おう。やめてって声に出して言おう。勉強は先生のお顔をじっと見て話を聞こう、そうすればわかるから などなど…。でも、みんなだったらどんな時も、どんな事があっても大丈夫。いろいろな力を身につけたのだから。今年は特にグループで力を合わせてやりとげる経験をたくさん積み重ねてきました。自分の思いを出しながらみんなの気持ちも大事にし、折り合いをつけて着地点をみつけるという難しいことにもチャレンジしました。そうそう、天下の上野動物園で自由行動をやってのけたのだもの。
日々、友だちとどうしたらうまくやっていけるか、人として大事なことを学んできた子どもたち。人はひとりでは生きられないものです。誰かと触れ合いながら生きていく中で、相手の気持ちや心の痛みをわかってあげられる人になってほしい、きっとなれると信じています。やわらかい感性と思いやりに溢れていた65人の年長さんと共に過ごすことのできた私達は幸せでした。共に遊び、共に笑い、涙してきた私たちは、子どもたちが訪れた時、ひとりひとりの良さを誰よりも知っている私たちスタッフが、いつでも抱きしめてあげたいと思っています。
年長組のお友だち、卒園おめでとう そして さようなら。
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