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けんかは悪いこと?

ろりぽっぷ 890号 2013年10月25日

ろりぽっぷ890号
2学期も中盤に入り、友だち関係にも広がりや深まりがみられるようになってきました。そこで起こるのがケンカやトラブル。私達大人はケンカは悪いこと、しない方がいいに決まっているという先入観を持っていますが、子どもにとってケンカとは、いったいどんな意味があるのでしょう。私が影響を受けた元お茶の水女子大教授だった平井信義先生の考えを紹介しましょう。
ちなみに、我が家の息子は弱っちい子で、ケンカができるまで長い道のりがありました。小3の時、「とっくみ合いのケンカしてきた」と鼻の穴をふくらませて報告してきてくれた時は、やっとまともになったと、内心ほっとしたものでした。

友だちと遊ぶようになると、自己主張にもとづく「けんか」が始まります。「けんか」が自発性の発達と密接に関係していることはよくいわれていることです。子どもが友だちと「けんか」を始めたならば、よく観察しているとその意味がわかりますし、一回の「けんか」の観察だけでなく、子どもの「けんか」の仕方がどのように変わっていくか、その経過を観察してみますと、子どもなりに自己主張をしながらも、「けんか」をしないで遊ぶにはどうしたらよいかをあれこれと考えていることがわかります。「けんか」に対して、お母さんが口を出さないことは、その意味でも重要ですが、見ているとつい口を出したくなるわけで、口出しをがまんするお母さんの努力はなかなかたいへんです。
「けんか」は、子どもにとっても悩みとなります。本来は「けんか」をしないで友だちと楽しく遊びたいのですが、ちょっとしたことで争いが起きてしまうのです。子どもの年齢が低いうちは、すぐに身体攻撃になってしまいますが、だんだんに口が達者になりますと、ののしり合いが多くなります。いろいろな理屈をつけて、自分が正しいことを主張します。それが非常にうるさいし、口ぎたないので、お母さんとしては「やめなさい」と叱りたくもなるでしょうが、がまんが必要です。お母さんが口を出して何とか「けんか」を丸くおさめようとすると、子どもには、「けんか」を自分で処理する能力が育ちません。自己処理の能力を育てるには、お母さんが口を出さないことです。年齢が進むにつれて、かなり道筋を立てて自分の主張の正しさを述べるようになります。それは、小学校2〜3年ころからで、「けんか」の練習には、4〜5年もかかります。
自己処理の能力の発達している子どもは、「けんか」に負けても、それをお母さんに訴えません。その場で泣いても、それで終わります。ところが、自己処理の能力の低い子どもは、泣いてお母さんに訴えます。それは、お母さんに頼って助けてもらいたがっているのです。そのようなお母さんは、子どもの訴えを聞くと、子どもに加勢したくなるものです。相手の子どもの家に電話をかけてその子供のお母さんを非難したり、その家に乗り込んでいったりします。それが、自分の子どもの自己処理の能力の発達を非常に妨げていることに気づいていないのです。また、子どもがお母さんに訴えるときには、相手の子どもの悪いことばかりを話して、自分の悪い点は話そうとしないものです。ですから、お母さんが相手の子どもを非難することは、子どもにうそをつかせたり、他人を非難することの多い人格を作ってしまってもいるのです。子どもの人格形成にさまざまなゆがみを与えているわけです。「けんか」のできる子どもにすること、そして、子どもの「けんか」には口を出さないことが、他人との争いが起きたときの自己処理の能力を高めることになるのです。平井信義著「子どもの能力の見つけ方伸ばし方」より

今週のろりぽっぷ子たち

それ行くぞ〜っ!!散歩 年少組 10/23

散歩

散歩 年中組 10/22

散歩

散歩 年長組 10/21

散歩

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